国際有機農業映画祭in池田2019

食と命 ~はじめの一歩から

◆ 11月23日(土) 

  • 開場:8時45分
  • 開催時間:9時00分~16時57分
  • 会場:能楽の里文化交流会館(大ホール)福井県今立郡池田町薮田5-1
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タイムテーブル

9:00~  ・・・トマト帝国

10:15~ ・・・山懐に抱かれて

11:58~ ・・・お昼休み

12:48~ ・・・カレーライスを一から作る

14:24~ ・・・講演:関野吉晴さん

15:30~ ・・・たねと私の旅

~16:57 ・・・上映終了(予定)

※親子ルームの上映順番は、機材の関係により「講演:関野吉晴さん」と「たねと私の旅」が入れ替わります。

上映映画

山懐に抱かれて

岩手県の山あいで、酪農を営む大家族の24年を追ったドキュメンタリー。テレビ岩手が独自に取材し、放送を続けてきたテレビ番組に追加取材と再編集を加え、開局50周年記念映画として公開。岩手県下閉伊郡田野畑村で5男2女と夫婦の9人で暮らす吉塚一家。父の公雄は「みんなが幸せになる、おいしい牛乳をつくりたい」との思いから、自らの手で山に牧場を切り開いて牛を完全放牧し、限りなく自然に近い環境で、草だけを餌に牛を育てる、安心安全の酪農「山地酪農」を実践している。プレハブの家でのランプ生活、大自然を駆け回り牛の世話をする子どもたち、父と成長した子どもたちとの衝突、仲間たちとともに挑んだプライベートブランド設立、第二牧場への夢など、実現困難を極める酪農に挑んだ家族たちが歩んできた24年を丹念に追っていく。ナレーションを、吉塚一家の牛乳を長年愛飲しているという女優の室井滋が務める。


たねと私の旅

米国やカナダに遺伝子組み換えの表示義務がないことを疑問に感じた一人のカナダ人女性が、その謎を解こうとする。
女性の名前はオーブ。彼女の母親は食に関心が高く、毎年、自ら採ったたねをまき、野菜を育て、子どもたちに自分たちが食べている物の背景を知る重要性を教えていた。19歳になったオーブは実家を出て、初めて店で食材を選ぶようになる。ところが、食料品店で売られている出自の分からない食品に、戸惑ってしまう。時は1996年。最初の遺伝子組み換え食品が市場に出た年でもあった。そこへ母から送られてきたのは遺伝子組み換えに関する数々の書籍。はじめは関心が持てずにいたが、読み始めたら止まらなくなり、とうとうカメラを手に、取材を開始する。
なぜ遺伝子組み換えの食品が存在するのか。世界で60ヶ国以上に導入されている表示義務が、なぜカナダや米国にはないのか。答えを求め、オーブは旅に出る。取材を開始してから10年の歳月を経て、遺伝子組み換え表示の可否をめぐる問題から見えてきたものとは。そして、オーブの母親がその生涯を通して娘に伝えたかったこととは。 


トマト帝国

南仏プロヴァンス。ある日、慣れ親しんできたトマト工場が中国資本に買収され、原料が中国から輸入された青いプラスチック容器に入った濃縮トマトになっていた。中国に飛んだ監督は、新疆ウイグル自治区の広大な農場で栽培される加工用トマトに出会う。あまりトマトを食べない中国が、なぜ、トマトを作り濃縮加工までして輸出するのか。貧しい出稼ぎ農民や児童労働によって収穫されたトマトが、増量剤や着色料を混ぜた濃縮トマトに加工され、ヨーロッパに輸出される。大きくて青いプラスチック容器の濃縮トマトは水を加えられ、合法的にイタリア産、欧州産のトマトケチャップやトマトソース、トマトジュースとして再輸出されるというからくりが浮かび上がってくる。
中国の加工トマト缶が席巻したアフリカでは、地元の零細トマト農家を叩きのめす。カナダでは、中国産濃縮トマトの顧客となったハインツの労働者は失職し、原料トマトを作っていた農家も納入先を失う。米国におけるトマト労働者の闘いの歴史や、現代の世界的なトマト産業の現状も明らかになる。濃縮トマトをたっぷりと使ったケチャップの味は苦く、自由主義の匂いをまとい、移民の血の色に染まっている。 


カレーを一から作る

「カレーライスを一から作ってみる」という試み。野菜や米、肉、スパイスなどの材料をすべて一から育てるというこの途方もない計画に、学生たちと取り組んだ。
この映画は、種植えからカレーライスが出来上がるまでの9か月間の記録である。 

「カレーライスを一から作る」。
関野の狙いは、「モノの原点がどうなっているかを探していくと社会が見えてくる。学生たちにはカレー作りを通して色々なことに"気づいて"もらいたい」ということ。 

集まった数十人の学生たちは、知らないことや慣れないことばかりの現実に悪戦苦闘しながらも、野菜や米、家畜を一から育てていく。思っていたよりも生育が遅い野菜を見て「化学肥料を使ってもいいのではないか」「いや、使うべきではない」と意見が分かれたり、一所懸命育てるうちに鶏に愛着がわいてしまい、「殺すのを止めよう」「いや最初から食べるために飼ったのだから屠るべきだ」と議論が巻き起こったり...。
これは「命を食べて生きる」という、人間にとってごく当たり前で、基本的な営みを見つめ直すドキュメンタリー映画である。 


講演

関野吉晴さん

関野 吉晴(武蔵野美術大学名誉教授)さんは、探検家で医師で文化人類学者です。アマゾン川源流域や南米などの何十年にもわたる旅や、人類の足跡を追って5万3千キロを自力で辿った「グレートジャーニー」の探検で知られ、植村直己冒険賞を受賞していらっしゃいます。また美術大の学生たちに一杯のカレーライスを食べるまでの9カ月に及ぶ「食の探検」学習をしたドキュメントが今回の上映作品です。映画プラス関野さんのお話でより深くて楽しい探訪となることでしょう。


あとがき

食と命 ~はじめの一歩から

2018年度の日本の食料自給率は37%と過去最低になったそうです。3分の1しか自給できない食と、大半を外国に依存する食とは――誰がどんな思いで作り、いかなる工程を辿ってくるのか、分からないことが広がるばかりと言えそうです。知ってるつもり、フツーに当たり前と思っていたのに......
私たちを取り巻く命と食を巡る1日にぜひご一緒ください。


国際有機農業映画祭in池田2019実行委員会

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